市内中学生大会最終日を観に行く。


現在1位である経験豊富なチームと、片や1勝しかしていない1年生主体のチームの対戦。
明らかにボールコントロールとフィジカルの違いが顕著に現れて一方的なゲームになってしまった。
大量失点するとなかなかチームを軌道修正するのは本当に難しい。
だが、そういう逆風の時こそ気持の強さを発揮できる『闘える』選手が必要なのである。
敗戦チームのベンチ近くで試合を観戦していたが、試合中にプレーしている選手からもまたベンチのサブからもほとんど声が出てなかったことがとても残念だった。
チームとして苦しい時に仲間を鼓舞できる強いリーダーシップを持った選手が残念ながら居なかった。
サッカー界で声を出せる選手が少なくなったと聞いてから久しいが、今の若いチームには本当に少ないと思う。これは今の日本代表にもそのまま当てはまる。
あとはフィジカル。これから1~2年で体は成長するのだけれども、私が最近のジュニアユース世代に要望したいのは接点の強さ。守備でタックル(スライディングだけでなく)にガツンといける選手が今日は皆無だった。
サッカーはネットが無く、身体のぶつけ合いが許されているスポーツなんだから、もっと正しいチャージを覚えながら接点を激しくいかないとボールは奪えない。練習で軽いプレーばかりしているとどうしてもこれから上のレベルでは苦労してしまう。
もちろん反則を強要する訳ではないけれど、この試合、過剰な力によるチャージの反則が一つも無かったことがそれを表しているのだと思う。
多分、欧州や南米のジュニアユースの年代はもっと深く激しいですよ。こういう年代からの激しさも選手にとっては非常に重要ではないかと思う。
決して激しさとラフさをはき違えずに、厳しい守備を教えることもコーチにとって、とても重要なテーマではないかと、この試合を観て感じた。
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