別にどうしても行きたいという訳ではなかったが、新聞屋さんからチケットをもらっていたので、仕事が終わりしだい、急きょ西武ドームに駆け付ける(本当はダルビッシュファンに無理に連れてこられた!?)。
久しぶりに電車に乗っての西武ドーム。思ったより近かったなあ。


ファールエリアがかなり狭まったような気がするけど、こんなもんだったけなあ(ブルペンが大きくなった!?)。
席は自由席の配置をだいぶ変えた感じだ。自由席でもかなり内野方面(半分より上部だが)まで来られるようになった感じだ。
球場に着いたらすでにイニングは6回。先発の石井とダルビッシュはまだ投げていた。良かった。
野球って遅れて行っても早く帰ってもいいような気楽さがあるから良いね。サッカーじゃ90分全部観ないともったいない気がしてしまう。


観客はたぶん2万人位かな。平日にしてはまあまあのような気がするけど、なんか球場全体の雰囲気が間延びしている気がしてならない。
この前、行った東京ドームの巨人戦でも少し感じたけど、西武ドームではそれがより顕著に感じる。
極端かもしれないけど、国際大会での真剣勝負で日本が勝てないのもそんなところに遠因があるような気がする。
五輪やWBCでは打席に入る時に毎回選手が選んだ軽いポップスや演歌のBGMなんてかけないもんね…。
もっと演出や応援はシンプルで良いから、試合自体を熱くスリリングな展開でみせてほしいとつくづく思う。
ところで今日、星野監督がWBCの監督を依頼されても固辞するとのニュースが流れていた。
私は昔から星野さんが好きだったので、最近のバッシングはとても残念なのだが、代表監督っていうのはやはりそういうものだと思う。勝てば官軍、負ければぼろくそですよ。
国技のような野球であればなおさらだと思う。代表監督は結果が出なけりゃ辞めるしかないでしょ。
サッカーの世界でも、あの世界のジーコが日本の監督をやってアジア予選を突破しW杯に出場したにも関わらず、本大会で3連敗して大ブーイングを浴びたからねえ(批判は予選途中からすでに始まっていたけど)。
世界のジーコを、このサッカー後進国の日本の国民がバッシングするんだから考えてみれば凄いことなんだけど。
でもみんなナショナルチームに勝ってもらいたいからそういう気持ちになるのは自然なことなんだと思う。
だから今回、人気者の星野監督が責められているということは、まだまだ日本の野球界も落ちぶれていないという証拠でもあるようなそんな気がしている。
今、野球界にとって一番大事なのは感情論ではなく、真剣に大会を振り返って、野球界全体が選手の育成方法や指導者育成という点も含めてどうあるべきかをきっちり議論して今後に生かすべきなのだ。
来年3月のWBCの監督は、もう国民的スターの長嶋さん、王さん、星野さんのことは忘れて、どうすれば勝てるのか、誰をリーダーにするべきかを関係者は真剣に考えなければならない。(ちなみにバレンタイン監督、古田コーチってどうでしょう?)
今の日本はどうひいき目に見ても、韓国、米国、キューバには総合力で劣っているんだから(忘れてはならないのは優勝したWBCでも韓国に負け越しているし、その予選リーグでは確かメキシコが米国に勝って漁夫の利で決勝トーナメントにやっと出られたんですよ)。
私は送りバントに代表される小技だけの野球じゃ勝てないと思うけどどうなんでしょうか?
なんか、野球版セルジオ越後になってしまった気がする…(^^ゞ
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