朝から小雨が降る中、早稲田大学東伏見グランド&教室にて新規取得者のための4級審判講習会が行われた。
今日は朝からそのお手伝い。
88名の方が参加された。審判の資格にこれだけの人数が集まるスポーツは他には無いだろう。
講師は東京協会から派遣された2級のレフェリー。ルールブックには沢山のアンダーラインが引いてあったようで、さすがに熟読されていたようだ。さすがだ。私は最近、全然ルールブックを見ていない…。

午前中はずっと講義。受講者によると、たまに映像を使って分かりやすく解説されていたようだ。
お昼を挟んで午後からは雨の中、実技の講義。雨も本降りになってきて傘を差しながらの受講だ。

数十分のグランドでの講義と実技の後、着替えや休憩を済ませてからまた午後の講義が16時まで。
16時から15分間で25問の○×テスト、その後解説して合格発表という夕方までほぼ1日の結構ハードなスケジュールだ。
結果は全員合格。いつもなら数人、補習者が出るのだが今回は一人もいなかった。なかなか優秀!
試しにテストをやってみたが24点。とりあえずほっとした。私にしてはなかなかの好成績だ(^^)v
テストではこんな問題も出る。例えば・・・
①直接フリーキックが行われ、自分のゴールに直接入った場合、コーナーキックが相手チームに与えられる。
・・・答:○ しかし、絶対ありえない(苦笑)。どんな状況だっつーの。
②コーナーキックが行われ、相手ゴールポストに直接当たり、ゴールラインを割らずにキックした人に戻ってきたボールを再度キックしてそのまま直接ゴールに入った場合、得点になる。
・・・答:× これは私が少年サッカーを観戦していて実際に目にしたケース。戻ってきたボールを再度蹴った時点で相手の間接フリーキックです。PKでポストに当てて直接同じキッカーが蹴ることと全く同じです。
これを「ピッ!」と片手を上げて反則を取れたら審判冥利につきます。(笑)
サッカーって競技規則がたった17条しかなくシンプルなのに、細かく考えると案外難しいことがある。
特にオフサイドの問題は永遠に無くならないでしょうね。
昨日の東京ダービーの幻の長友の2点目…。どうだったのでしょう。
私はチラッとしかニュースを見ていないので、はっきりしたことは言いづらいけど、私だったらオフサイドはとってないと思う…。
でも審判によっては、今野が反応してしまったことが、プレーに干渉したとみなされるかもしれません。
この一つをとってみても審判は難しい。こうなると審判個人の感性みたいなものだから…。
サッカー(スポーツ全般?)に完全なジャッジは無いってことですね。
難しい局面をジャッジしなきゃいけない審判って大変な仕事ですが、試合では唯一の判定決定者です。よって試合を任せる以上、しっかりしてくれてなきゃいけない訳です。
だから4級審判講習会に毎回これだけの人数が集まるのでしょう。楽しくゲームを行うために。
東京ダービーの国立で「クソレフェリー」コールをしていたとされるサポーターの中で本当にルールを理解していた人は何人いたのでしょうか?
サザン!!!のも良かったですが、この記事は楽しかったです。
「たった17」というのが意外でしたが、そんなルールのなか、やっぱりサッカーはおもしろいですね!(私は観戦専門ですが・・・笑)
試合で審判3人(あ、第4の審判を入れて4人か)の動きをたまに見てみると面白いかもしれませんよ!?
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