FC東京サポーターで記者顔負けの記事を書くと評判のうまねんblogを見ていたらこんな本を紹介していた。

どんな内容かなと興味を持ちつつも、審判入門とか書いてあるのでつまらなかったら嫌だなと思って買わずに図書館で予約をした。そしたらすぐ借りることができた。
字は大きいし行間も広いからすぐ読める。
内容はというと…、いやー面白かった!
詳細の解説はうまねんblogさんに譲るが、結構最近の問題になった事例を生々しくいくつも選び出して、明確にコメントがしてある。「へえ~」って思わせることがいくつもある。レフェリーの普段の生活や、1試合あたりの報酬など知らないことも盛りだくさん。
Jリーグの主審になると、1試合に約250回の判断を行い、約40回、笛を吹いているそうだ。
そりゃ多少の誤審はあるよ。
なのに目くじら立ててバカみたいにほざいている選手がいたりする。しかも草サッカーの社会人が。「おまえはプロか!」と。そういう奴らに限って審判もロクにできない。
サポーターしかり。なにが「くそレフェリー」だ。お前らのサッカーを観る目がくそなんでは?って思ってしまう(だんだん過激になってきたw)。
ファウルの笛を吹いたとき、選手が不満の感情を表す時が多々あるが、Jリーグの審判委員会では「ファーストリアクションは受け入れよう」と指導しているらしい。あまりにも過激なリアクションだったら当然イエローの対象になるんだけど、そういう人間的な許容が無いと審判にはなれないらしい(だから俺はだめだったんだ…)。
Jの笛を吹く人達はみんなすごい難関を突破してきたエリート達だ。本当にすごいレベルだと思う。
3級のくそ審判から見ると、1級の人たち(2級もだけど)は遥か彼方の存在なのです。
それを知っていたら試合ではなかなか文句言えないですよ、ほんと。
その国のサッカーのレベルに合った審判が存在するんだと思います。
サッカーをもっと深く楽しむなら審判のことをもっとよく知った方が良い!ってそんなことを思わせてくれたこの本。良い本を紹介して頂きました。ありがとうございました!
自分はとにかく日焼けダメージが甚大で、今日はもうグダグダでした…
自分も今年からハンドの審判をやる事になり、既に数回吹きましたが…プレーするのと笛吹くのとって、連動しているようで全く別の種目のような気がします。
まあでも簡単に言えば主観と客観の違いなのでしょうが、見える範囲も見るスタンスも全く異なる事が、とっても新鮮です。
審判やるようになって、プレーする側になった時の影響としては…
・過激なプレーはしなくなった
・審判の好みを把握出来るようになった
・セルフジャッジをするようになってしまった(笑)
・審判ダマせるようになった(笑)
という産物,副産物を得る事が出来ました。
プレーヤーは全員審判資格を取るべきです。特にアマチュアは。
あとついでにサポーターも!見るのも絶対楽しくなりますよね!
おっしゃる通りです。審判をしていると得られることが沢山あります(嫌な気持ちになることもありますが…)。
ハンドもそうなのかもしれないけど、ややラフな部分があるのがサッカーのジャッジなので、審判の役割や特徴を理解しているのとしていないのとでは楽しみ方も違ってきますよね。
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